
1987年にホビージャパンよりボックス版で発売された堀蔵人氏が中心となって製作されたテーブルトークRPG「フォーリナー」。そのサプリメントになるのかな?それがこの「マジック&シティ」。やはりボックス版で三冊のブックレットからなっていました。
イスカルドという都市を紹介したシティガイドとなっており、発売は1989年。ボックス版で、14ページからなるマジックブック、52ページからなるシティブック、36ページからなるシナリオブックの構成です。
実は私、この3冊が「フォーリナー」のサプリメントということは忘れちゃっていました。ボックス自体がなくなっちゃっていて、本のみ本棚に残っていたんです。しかも、最初に見つかったのは2冊だけ。とりあえず、終活として処理するためにネット検索してその時にボックスに入っていた3冊セットということを知りました。あわてて、もう1冊を探したのですが、同じ本棚の離れたところから無事見つけました。
ネット検索している最中に、同じ堀蔵人氏が書かれた「RPG設定資料 魔法王国シムルグント」の存在も知りました。これも確か持っていたぞとゴソゴソやったらやっぱり見つかりました。こちらはカテゴリー本で紹介させていただきますね。
さて、この「マジック&シティ」についてです。
シティブック
フォーリナーの基本ルールだけだと、世界観や魔法・冒険の背景はざっとしか描かれていないことが多かったのですが「イスカルド」という都市を掘り下げることで、プレイヤーがその都市で何ができるか/しうるかが明確にされました。街の歴史、自然環境、塵、地理などが描写されていて、セッションで「街を歩く」「街を探索する」プレイがしやすくなっています。「フォーリナー」未所持でも都市アクションを重視するキャンペーンの舞台として「イスカルド」をそのまま借用して「NPC」「施設」「歴史」「事件」の案内として使うことができそうです。
マジックブック
通常の魔法ルールを超えて、「都市という環境で魔法がどんな制約を受けるか」「上位魔法を使うには何が必要か」といった要素が追加されています。単に攻撃魔法・補助魔法だけでなく、都市を影響させる魔法や都市の要素と絡ませる魔法のルールも含まれているのです。「フォーリナー」未所持でも魔法を扱うシナリオで、都市とのインタラクション、魔法の公共性(魔法を使う人が街に与える影響)や、魔法を制限する法律・規制・社会の反応などを描くためのヒントとして使えるかもしれません。
シナリオブック
これはもうそのまんまですね。ゲームマスターが「街の秘密」やら「都市で起きる事件」を扱いたいなら、とても役立つサプリメントです。「フォーリナー」未所持の場合、データそのものが使えないという欠点はあるものの、シナリオ自体を他のシステムに組み込むことはかなり容易だと思います。実際、私はこのシナリオをD&Dで遊ばせていただきました。
ちなみに、付録みたいな形でA3くらいの大きさのイスカルド概略図がはさまれています。
2025年12月13日 すべて落札していただきました。ありがとうございました!