
このカテゴリー『マイトレ(アイテム)』は2040年の自分宛に書きます。
今回のマイトレ(アイテム)は画像のアイテムというより、コーヒーそのものに関する思い出です。
まだ、私が高校生の頃(もしかしたら中学生だったかも)、忘年会のイベントの景品か何かで父が手動のコーヒーミルをもらってきたんです。間違っても、そういったものを自分で買うような父ではなかったので。それで、家からそう近くはないコーヒー豆の専門店に行って、豆を買ってきて、そのミルで挽いてコーヒーをいれてくれたんです。こたつの4辺にそれぞれ、父母私弟が座り飲んだコーヒー。豆の種類までは覚えていませんが、ブラジルかグアテマラかモカかキリマンジャロかコロンビアかマンデリンだったと思います。ブレンドではなかったと思います。だって、あのとき、父はよく買ってきた豆の名前を何度も何度も繰り返しミルをグリグリ回していたから。サイフォンなんて存在を私が知ったのは大学に入学し、隣の部屋のまかないのお兄さんに毎晩のようにコーヒーにお呼ばれするようになってから。この頃の父は、自分で挽いた豆を使ってドリップでコーヒーをおとしてくれていました。それもメーカーではなく、自分でお湯を上からチロチロ落としながらね。あの時家族で飲んだコーヒー。美味しかったなあ。楽しかったなあ。
やがて、私が大学に入学し、4畳半の部屋で一人住まいするようになったときに父が私にくれたのが、オレンジか黄色のボディのミル付のコーヒーメーカー。2日目の晩に(以前書いた記憶がありますが、初日は天井に電灯がなく真っ暗でした)新しく友達になった下宿の友達たちと一緒にコーヒーを飲んだのも懐かしい思い出です。隣の部屋のお兄さんにお呼ばれするようになるのはもう少し先のことです。
それでも、夏休みや正月に帰省して父が入れてくれたコーヒーを飲むのは大好きだったなあ。いつしか、父も電動のミルを買ってあったりもしていました。弟が大学に行くようになってからは4人そろうことも少なかったのですが。でも、本当に懐かしい思い出です。ちなみに、父の入れるコーヒーは少し濃いめ、隣の部屋のお兄さんの入れるコーヒーは超濃いめ、でした。私は今も昔も薄めが大好きです。
そんな父も早くに他界し、あの父のくれたコーヒーメーカーもいつしか壊れてしまいました。家を新築した際に家の近くのホームセンターで買ってきたのが画像の赤いボディのコーヒーメーカーです。豆はもうすでに挽かれたものを買ってくることにしました。弟も結婚して別居していたため、母と二人でこのメーカーで入れたコーヒーを飲んだなあ。それこそ、サーバーは何回か割れて買い替えたりしました。2人で美味しいねえって昔話をしながら、また、時にはカラオケしながら飲んだのがとっても懐かしい思い出。母が寝たきりになったころからはもう使うこともなくなり、今回画像を撮ろうとしたら、サーバーは無いし、本体もめっちゃ埃をかぶっていました。
そんな私も来年は他界した父と同じ年齢。ひさしぶりに、3代目となるコーヒーメーカー買ってきて、昔、父の入れてくれたいろいろな種類の豆でコーヒーを飲んでみたいなって、そう思いながらこの記事を書き上げました。