メリーポピンズ(日本公開1965年)

1964年アメリカ公開、1965年日本公開。ジュリー・アンドリュース主演の「メリーポピンズ」。まだ私はとても劇場に観に行ける年齢ではありませんでした。おそらくはテレビで放映されて何度も観る機会はあったのでしょうが、SFやスペースオペラ、アドベンチャーやアクション、アニメなどに興味がいっていた私には全く目に映らなかった作品でした。

この映画に初めて触れたのは大学生になってからです。このブログでも何回か触れた四畳半の下宿部屋。隣の部屋に住んでいたまかないをしてくれていたお兄さん。彼も当時としてはまだまだ普及しきれていなかったベータマックスのビデオデッキを所有しており、その晩、「この映画はおもしろいよ」と見せてくれたのがこの「メリーポピンズ」でした。

それまでは、このお兄さんと一緒に見る番組といったら「長七郎」とか「暴れん坊」「必殺」といった時代劇や「西部警察」「太陽に」「特捜」といった刑事ものばかりだったので、1時間を超えることになる映画を観るというのも珍しかったし、外国モノって言うのも、ましてやジャンル的にも???だらけで見始めたのですが。もう最初の5分くらいで思いっきりハマリました。バンクスさんがビリビリに破いて暖炉に捨てた手紙が煙突を舞い上がって、、、ワクワクでした。ジェーンとマイケルもめっちゃかわいいし。また、出てくる歌がどれもこれもいいんですよね。そうそう、さすがに「チム・チム・チェリー」は小学生の頃も中学生の頃もよく聞いた歌で、この時、この映画の歌だったのかってびっくりしたのも覚えています。実はおにいさんはこの映画の日本公開時に劇場に観に行って感動したらしくて、この鑑賞のちょっと前にBS放映されたコマーシャルの入らないノーカット版を録画してくれていたみたいでした。

そして、ほんの少し時が流れて、帰省してレンタルビデオ(まだビデオです)で借りてきて家で母と一緒に再び鑑賞。母も一発で気に入りましたね。DVDが発売されたら、もちろんDVDも購入。写真のDVDは40TH ANNIVERSARY EDITIONで確かもう3つめくらいのDVDだったはず。けっこう頻繁に見たりしたので、おそらく母と私で一緒に観たのも10回を超えるかも。マイフェイバリットのダンスでも紹介しましたが「Supercalifragilisticexpialidocious」ももちろん言えるようになりました。

そういえば、職場に入ったばかりの頃、10歳ほど年上の先輩と映画の話になったときに、この「メリーポピンズ」の話題になり、先輩もこの映画が大好きということでめっちゃ盛り上がりました。そしてその時先輩から、バートとミスター・ドース・シニアを演じたディック・ヴァン・ダイクさんと、映画ラストにおけるアナグラムのことを教えてもらい、即エンディングクレジットを見直してみたのも懐かしい思い出なんです。余談ですが、先輩は父と同じ年齢で亡くなっています。そして来年は私もその年齢。

そんな思い出いっぱいのこの映画。「母と一緒に観た~」という条件付きであれば間違いなく私のベスト大好き映画なんです。