
昭和60年(1985年)12月25日初版発行。記念すべき富士見ドラゴンブックのAD&Dシリーズ第1巻、ドラゴンランスを扱ったゲームブックとしても第1弾の「パックス砦の囚人」です。なぜか帯には続刊の情報がいっぱい載ってますけど、この本明らかに初版で買っています。そりゃあ、D&Dですものね。
この本は英語版のモジュールDL2「Dragons of Flame」と連動。翻訳の関係で日本での入手は英語版モジュールのずっと後になりますが、もともとこのドラゴンランスは、Tracy HickmanさんとMargaret Weisさんによって、TRPGキャンペーンを作る、同時に小説を書く、さらに同時にモジュールを出す、という壮大なプロジェクトだったんですよね。実際にテストプレイも入念に行われ、その中で終盤あまりにも壊れすぎる強さだったレイストリンのテコ入れが「ウェイレスの大魔術師」だったりとか、物語の結末がテストプレイヤーたちの決定と小説としての二人の方針とのズレやら小ネタはいっぱい。
そんないきさつもあるこのゲームブック「パックス砦の囚人」。舞台はパックスサーカス(私たちはそう呼称していました)。PC側の登場人物は小説やモジュールではお目にかかれないキャラクターたちでした。ドラコニアンたちもまだキャパックとかシヴァックといった種類分けはされていませんね。死後に石化していることからバーズかな?
バーミナード、エンバー、マータフルール(このゲームブックではマータフルーアと呼称されています)は健在。バーミナードはホント強すぎです。実際DL2モジュール見るとデータも載っているので、DMとして「こんなの戦っちゃあダメだよ」って大声でプレイヤーに伝えたい敵でした。
この本も実はDM用にと、すべての分岐をメモしつつ、クリアというより読破しちゃったんですよね。こんど腰を据えてゆっくりクリア目指してトライしてみたいなあって思ってます。