SPELLFIRE001 チャンピオンたち01

私がMTGにはまる前にDBメンバーズのみなさんとD&Dのセッション後や、みんなが集まるまでの時間を使って遊んだトレーディングカードゲーム「SPELLFIRE」。紹介記事の画像の使用を認めなかったり、エディションを重ねるごとに前のエディションのカードが全然使い物にならなくなるほど弱くなってしまったりと、問題だらけであっというまに姿を消してしまいましたが、ファーストおよびセカンド、拡張パックならSet5くらいまでで遊べば今でもかなり楽しめるTCGだと私は思います。拡張パックのSet7とか8もファーストエディションって印刷されているのに、発売されたのはサードエディションの後。収録カードも強すぎちゃって、うかつに入れるとゲーム自体がぶっこわれちゃいます。私たちも早々に撤退してDDM(D&Dのミニチュア対戦ゲーム)に移行しちゃったなあ。

今では、もう完全にコレクションとなってしまったこのSPELLFIREですが、ほんとファーストエディションから拡張パックSet5あたりまでで使われたカードって素敵なカードがいっぱいなんです。そんなわけで、これから時々紹介させてくださいね。

今回は戦闘時に使用されるチャンピオンカードです。

 

041/400「Alias the Sell-Sword」

Alias(エイリアス)は、小説Azure Bonds(邦題:呪われし絆)の主人公。同名のPCゲームもありました。まさに表紙に使われているのがこのカードのイラストです。記憶喪失状態で物語が始まるこのヒロイン。剣の腕は一流です。腕に謎の魔法のタトゥー(シジル)が刻まれています。このタトゥーをめぐってストーリーは展開していくのですが。エルミンスターなんかも登場してきます。ちなみに、エイリアスも本名ではありません。というか、名前そのものに意味があるのかどうか。思いっきりネタバレしますが、実はエイリアスは魔法的に作られた人造生命体なんです。ちなみにFRC2モジュールがこの「Azure Bonds」を扱ったシナリオなのですが、そのモジュールに出てくるAliasのアビリティースコアはご存じですか?私は見てびっくりしたのが記憶にあります。またFRC2モジュールの紹介の記事において正解を書かせていただきますね。

 

042/400「King Azoun IV」

Forgotten Realmsの中ではかなり王様らしい王様というか、善属性のPCたちにとっては頼れる存在です。まあ、会えるかどうかは別として。Cormyrの国王であり前線にも立つ優れた戦士。政治力もあります。ただちょっと女好きなんです。国はちゃんと治めています。モジュールとしては「Into the Dragon's Lair(AD&D第2版)」や「Nightmare Keep(AD&D第2版)」に登場。後者は直接の依頼主です。彼自身が活躍するのは小説の方。「Cormyr: A Novel」「Death of the Dragon」「Crusade」あたりかな。さらに設定資料的なモジュールなどではけっこう詳しく紹介してくれています。ちなみに第3版のモジュール「Into the Dragon's Lair」では、King Azoun IVはすでに死亡しています。そして彼の遺産が物語の動機になっています。まあ、彼自身をシナリオに組み込むにはちょっと強すぎますね。

 

043/400「Maligor the Red」

これはもうこのSPELLFIREゲーム用のオリジナルキャラ。いわゆる明確な出典は少なくとも私は知りません。もしわかる方いたらぜひコメントで教えてください。

Thay の魔法使い系統のレッド・ウィザードであり、典型的な野心家の悪役ウィザードといった立ち位置でしょうか。

 

044/400「Elminster the Mage」

これはもう、説明の必要はないかも。この人をなくしてForgotten Realmsは語れない、そんな有名人ですね。世界の裏側で全部見てるおじいちゃんって感じかな。もっとも経歴はすごいですよ。王子だった時代あり、盗賊やってた時期あり、放浪者やってた時期あり、そして今は大魔法使いへってね。しかも魔法の影響で女性として生活することになり、数年間そのまま生きたなんて経歴もあります。何といっても最初はエルミンスターが現実世界に来て、作者であるEd Greenwoodに語ったという設定でした。あの頃のDragon誌、ワクワクしながら読んでいたなあ。エルミンスターは魔法の女神であるMystraのChosen(選ばれし者)です。

ちなみに初登場は1987年の「Forgotten Realms Campaign Set」。これはAD&D第1版の終盤のボックスセットです。そしてAD&D第2版時代に黄金期を迎えます。ここで一気にForgotten Realms の“顔”になっちゃいます。小説シリーズが本格展開し、サプリやゲームなどで設定が爆増、ハーパーズやチョーズンの設定も強化されました。第3版(D&D 3rd Edition)時期にはちゃんとゲームデータ化されるのですが、レベルはめちゃくちゃ高い30レベル超級、エピックレベルの代表格NPCでした。その後第4版時代にはSpellplague(魔法の大災害)発生し、魔法の女神Mystraが一度死亡しちゃいます。エルミンスターはほぼ行方不明状態に近い扱いになります。まあ、水面下では行動しているのですけど。そして第5版。Mystraが復活し、エルミンスターも健在。再び世界の裏方ポジションに戻っている現在です。

 

045/400「Drizzt Do’Urden」

次はおそらくはForgotten Realmsにおける1番の有名キャラと言ってもいいのではと言えるドリッズトです。小説、モジュール、ゲーム、ほんとに様々なメディアで活躍するドロウのレンジャー。モジュールとしてはAD&D第2版「The Accursed Tower」(これ実はつい先日オークションで落札してもらったモジュールです)が初登場かな。うまくするとNPCになってくれます。やはりどちらかというと設定資料として登場することが多く、同じく第2版の「Drizzt Do’Urden’s Guide to the Underdark」、そして第3版の「Forgotten Realms Campaign Setting」「Silver Marches」あたりにデータや行動などが記載、第4版ではめだった記載はありません。第5版にはアンダーダークでの大冒険モジュール「Out of the Abyss」があり、状況次第ではドリッズトが合流・協力するNPCになってくれます。R. A. Salvatore氏の小説もいっぱい出ていますが、これらはカテゴリー本でしっかり扱いたい素材なので今回は割愛しますね。

 

046/400「Midnight, Goddess of Magic」

SPELLFIREのカード紹介でもあり、D&Dワールドを旅する記事でもあるこのタイトルの第1回目のトリを飾るのは、富士見文庫の小説「シャドウデイル・サーガ」を読まれた方ならご存じでしょうMidnightです。もともとは普通の人間の女性魔法使いだったのが「、Time of Troublesにまきこまれ、最終的には死んでしまった魔法の女神Mystraに代わって新たなMystraとして昇神してしまうというとんでもないキャラです。しかも最初仲間だったシリックは力を得て暴走しこちらは死の神に昇神しちゃうんですよね。これらもまたカテゴリー本にて。そして忘れちゃいけないのが、AD&D第1版〜2版移行期に展開された三部作モジュールのAvatar Trilogy(Shadowdale, Tantras,Waterdeep)。こちらではしっかりプレロールドキャラクターとして登場。このモジュールも近々このカテゴリーにて紹介させてください。