キャプテン・アメリカ シビル・ウォー(2016年)

この映画の公開予告が流れ始める前のこと、私個人的にこのシビルウォーこそアベンジャーズの第2弾として公開されると思っていたんです。ですから当時アベンジャーズ第2弾としてエイジ・オブ・ウルトロンが発表されたときは、え?それってアイアンマン4じゃないの?ってびっくりしちゃいました。後のインフィニティ・ウォーかエンドゲームのパンフレットか何かで読んだもしくは知ったような気がしますが、アベンジャーズってタイトルの映画は「アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ホークアイ、ブラック・ウィドウ、ソー、ハルク」の6人がいることが条件だったみたいですね。確かにこのシビルウォーにはソーとハルクが出ていませんものね。さらに制作コメントみたいなのには、ソーやハルクが出たら戦いにならないでしょってのもありました。

ちなみに原作コミックの方は若いヒーローチームが悪役と戦っていたところ、ヴィランの一人が大爆発を起こし、学校が吹き飛び、数百人の子供たちが死亡。この大惨事をきっかけに、超人登録法(Superhuman Registration Act)が制定されます。この法律、「能力を持つ者は全員、政府に正体を登録しなければならない。」というもので「本名・住所・身元も全部登録」という内容なんです。映画と違って既にベテランヒーローとして活躍していたスパイダーマン=ピーター・パーカーが世界中のテレビでマスクを脱いで「私はピーター・パーカーです。」と正体を公開したのはびっくりだったなあ。まあ、そのあたりが、トム・ホランド主演の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)」のポストクレジットに続くのかなって気もしましたけど。

ところで、この「「キャプテン・アメリカ シビル・ウォー」におけるスパイダーマンの参戦は凄いイベントでしたね。マーベルとソニーの契約上の事情と、「サプライズ出演」を守るための極端な秘密主義がかさなり、ホント映画館ではワクワクの展開でした。例によって前知識無しで初日に観に行けたので、トニーが心当たりがあるって言った時もまさかスパイダーマンとは思いつかなかったし。それに私がトム・ホランド氏を知ったのもこの作品が初めてでした。

この映画もちろんパンフレットも買ってきたのですが、パンフレットにはスパイダーマンの話題が全くと言っていいほど掲載されていないんです。パンフレットはあちこちに映画内で使われた場面や、キャストたちの顔写真なんかが載っていますが、スパイダーマンやトム・ホランドにいたってはどこにも画像が無いんですよね。真ん中あたりにあったキャラクター相関図の各派の勢ぞろい図にも載っていないし。途中の文章にも影も形もない。かろうじて、最後の方のキャスト紹介に「ピーター・パーカー/スパイダーマン:トム・ホランド」と一行あるだけ。初登場という意味ではブラックパンサーことティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンも同じだったのにブラックパンサーは大々的に載っていました。その後のスパイダーマン三部作やトム・ホランドの人気を考えるとなんかびっくりしちゃうようなできごとでしたね。

今回の映画では終盤にブラックウィドウがキャプテンに味方する行動をとりますが、実は原作コミックではスパイダーマンが終盤にアイアンマン側からキャプテン側に立場を変えるんです。けっこう原作コミックではただの助っ人ではなくて重要キャラなんです。

さらに原作コミックネタになっちゃいますが、原作では私の大好きなファンタスティックフォーも参戦。ところが、ミスター・ファンタスティックはアイアンマン側、インビジブル・ウーマンとヒューマン・トーチはキャプテン側というとんでもない展開でした。またこのシビル・ウォーに傍観を決め込むヒーローたちもいました。X-MENなんかがその例。もっともウルヴァリンなんかは裏でいっぱい動いていましたけど。

それにしても、この映画のラストシーンは私にとっては実はインフィニティ・ウォー以上に衝撃的でした。特にトニーがスティーブに盾は置いていけ、っていうあのセリフ。もうすでにこの時点でエンドゲームまでの道筋ができていたのかもしれませんね。