
1989年にコンプティーク誌上連載を経て、富士見書房から発売された国産ファンタジーTRPG「ワースブレイド」。全くゲームそのものを理解する前の私の最初の印象は「あれ?エルガイム?」でした。
舞台は惑星「ワース」。表向きは剣と魔法の世界。でも実は遥か昔に科学文明が滅びているという設定。その滅んだ文明の遺産として、魔法や動力の源であり超古代のエネルギー結晶であるワース・クリスタル、そしてそのクリスタルで動く巨大人型機械であるワースマシン/ウォーロイド(操兵)があるということです。すいません。実は私、基本ルールを所持していないので、もしかしたら間違っているかもです。当時私がDMしていたD&Dのシナリオに巨大メカ戦も取り入れたくなっちゃって。思わず手にしたのが、今回のこの2冊のサプリメントなんです。実際には、「CM4 Earthshaker!」モジュールにかこつけて強引に使わせてもらっちゃいました。
さて、所持している2つのサプリメントについてです。
「ワースブレイド・シナリオ/サプリメントブック1 東面の魔導師」
ワースブレイド初の公式シナリオ+サプリメントです。舞台は大陸東面、つまりワース世界の東方諸国。ここは文化的にも魔法技術的にも独特で、西方とは違う流儀の魔導師が存在しています。この「東面の魔導師」という言葉は、単に地理的な意味だけでなく「魔法の本質を探求する者たち」=古代文明の継承者たちを指しています。プレイヤーキャラクターたちは、ある地方都市の騒乱をきっかけに、「東面の魔導師」が残した遺産に関わる陰謀へと巻き込まれていきます。
登場するのは:古代ワース文明の遺跡、未知の操兵(ワースマシン)、魔導師ギルド、王国軍と傭兵団など。ワース世界の“ファンタジー×SF”融合要素が網羅的に登場してきます。この作品では操兵(ワースマシン)による戦闘シナリオが本格的に導入されていて、生身の戦闘と機体戦の両方を交互に描く、珍しい構成になっています。
「ワースブレイド・シナリオ/サプリメントブック2 魔王の復活」
「東面の魔導師」の直接的な続編になっています。同じ地域で起きた事件の余波を扱いながら、ワース世界全体に関わる魔王伝説の伏線が展開していきます。かつて封印された魔王が復活しようとしている、プレイヤーキャラクターたちはその再来の兆候を追うことになるのですが、、、。「魔王」とは単なる悪の存在ではなく、ワース文明の闇の側面を象徴する存在。つまり、かつて操兵(ワースマシン)を創り上げた古代文明の破壊衝動が形を持ったものと言えるかもしれません。いよいよプレイヤーキャラクターたちは遺跡を探る冒険者から世界の命運を担う者へとなっていくことになります。
この2冊のサプリメントはワース世界の「東方戦乱期三部作」のうち前二部にあたります。
三部作の完結編として構想されていた第3作「魔導戦争編(仮)」は、残念ながら未刊行に終わっています。
これらのアイテムも終活オークションに近々出品予定です。だいぶ古くなってしまいましたが、もし興味があったらぜひのぞいてみてください。