マイケル・ムアコック著 火星の戦士

エターナルチャンピオンのことも知らずにこの本を購入したのは1972年。まあ、今作はエターナルチャンピオンとは関係ないですけど。宇宙戦艦ヤマトの初回放送も、もちろん999の連載も開始されていない頃、ただただ、松本零士氏のカバーイラストに惹かれてのことでした。

 

バロウズ氏の「火星のプリンセス」はすでに読んであったので、読み始めてしばらくはなんとなくデジャブを覚えながら読みすすめていました。

 

それにしても、後から読んで非常に印象に残っているエルリックやコルムといった主人公達に比べると、この火星の戦士シリーズの主人公マイケル・ケインは本当にヒーローしていましたね。当時、まだムアコック氏を知らなかった私は、そういっためっちゃ強いヒーロー物は大好きでしたのでワクワクして読んでいましたが。

 

ヒロインのシザーラも松本零士氏のイラストでイメージができ、とってもかわいく感じました。

 

2巻目以降は表紙のイラストレーターが変わってしまい、ほんの少し躊躇はしたものの、やはり続きが読みたくて全巻読みきっちゃいました。

 

今更ながら、気がついたのですが、これ 矢野徹氏が翻訳されているのですね。

「新世界遊撃隊」「ウィザードリィ日記 パソコン文化の冒険」好きだったなあ。