タイガーマスク

「虎だ!虎だ!おまえは虎になるのだ!」

いきなり、このナレーションからのオープニング。

当時はこのナレーションとオープニングでテレビの前に釘付けになりました。

 

タイガーマスクは漫画とテレビマンガがほとんど同じ時期に展開された作品でしたね。確か、テレビで先に見て、あとから、床屋においてあった雑誌を見ては、このエピソード知ってるって感じになっていたような気がします。

 

タイガーマスクは学校でも人気がありました。ごっこ遊びもよくやったなあ。でも、考えてみると、覆面なんてのはみんなしていなかったから、全部想像力で補っていたんですよね。それで十分通用する時代だったんだなあ。

 

父が、プロレス中継はよくテレビで見ていたんですよ。私も、父の肩揉み(肩叩きではなく、肩揉みでした)をしながら一緒に見ていたなあ。このタイガーマスクが放映していた頃は、まだ、ジャイアント馬場アントニオ猪木が同じ団体に所属していたんですよね。タイガーマスクには出なかったモンスター・ロシモフ(後に改名してアンドレ・ザ・ジャイアント)のでかさにびっくりしたり、アブドーラ・ザ・ブッチャーの反則に戦々恐々としてたりしたなあ。

 

好きだったレスラーはカール・ゴッチビル・ロビンソン。と、いうか、この二人の直接対決のシングルマッチを子供の頃テレビで見て、二人とも大ファンになっちゃったんですよね。とにかく技の応酬がすごくて、プロレスというアートを見て感動していたような記憶があります。確か、決着はついてなかったはず。

 

そういえば、今思い出しましたが、プロレススーパースター列伝っていう漫画もありましたね。これも好きだったなあ。私のブログでも扱いたいけど、この作品は全く所有していなかったんですよね。

 

それにしても、巨人の星しかり、あしたのジョーしかり、タイガーマスクもテレビマンガが連載漫画を追い抜いちゃって、違った最終回を迎える作品ですね。個人的にはどちらの最終回も好きです。ネタバレを避けるため具体的には書きませんが、あまりにも対照的な終わり方でしたね。最終回はホント甲乙つけがたいのですが、終盤の展開は、私は漫画のほうが好きでした。5カウント内の反則はルールで認められている、それを自覚して、自分のプレイスタイルに組み込んだタイガーは正に無敵でしたね。最終回に、ああして終わるしかなかったのかも。やっぱ、実際のプロレス中継を見ていたせいか、かたくなにフェアプレイにこだわるテレビマンガのタイガーよりかっこよく感じちゃったなあ。

 

そうそう、エンディングソングも大好きでした。

今も時々カラオケで歌います。

強ければそれでいいんーだー♪力さえあればいいんーだー♪