1985年の7月。
それは、弟が、高校生の頃からの夢を実現した年でした。
その夢というのが、ニューヨークからロサンゼルスまで(あれ、逆だったかな?)アメリカ大陸をヒッチハイクで横断するってこと。あ、ここまで書いて思い出した。そのときに使ったバックパック、まだ、倉庫にあるはず。うーん、明日にでもレンタル倉庫行って探してみようかな。
1ヶ月を超えるたびの途中で、ほとんど毎日のように母宛の(本人曰く、実は、弟自身宛)手紙を送ってきていた中、3回だけ、私にも手紙を送ってくれました。
その中の1枚が、
「バック・トゥ・ザ・フューチャーという映画を観たよ。すごくおもしろいから兄貴も観てね。帰国したら語り合おう」って感じの内容でした。
私ほど映画鑑賞に積極的ではなかった弟が絶賛するんだから、相当に面白いんだろうなあと(この頃も、私は、映画館での近日上映予告だけが唯一の情報源)どこの映画館でやってるかなーと探したのですが、、、
もう、おわかりの方もいらっしゃるでしょう。
日本での公開は1985年には間違いありませんが、12月!
どこを探してもそんな映画はやってはいない!
どうやら、帰りの飛行機の中でもう一度観て来たらしい弟が帰国するなり
「観た?」
「やってねーよ、そんな映画。」
というのは、ほんと、懐かしい思い出。
冬に、弟の言葉を思い出しつつ、映画館に足を運んだら、、、
なんだ、この映画はー。めっちゃおもしろいー!!
弟が、わざわざ手紙よこしてきたわけに、まだ鑑賞中から納得しちゃいました。
これまでも、タイムマシンものは結構たくさん作品を見てきましたが、このバック・トゥ・ザ・フューチャーの時間軸の扱いは本当に斬新でしたね。
映画ではありませんが、アメリカのテレビシリーズドラマの「タイムトンネル」を見慣れすぎちゃっていたこともあって、過去には干渉してはいけない、でも、トラぶって鑑賞しちゃう、それでも歴史は変わらない、いや、変えちゃあいけないっていうのが、私にとっては常識だったのに。おそらく、私以外の人でも。
ホント、おもしろい作品でした。
ラストのデロリアンのシーンもめっちゃ好きです!