眠れないほどおもしろい百人一首

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2024-01-17 ちはやふる -上の句-(2016年)

https://dd3199.hatenablog.com/entry/2024/01/17/090800

でもちょこっと触れさせていただきましたが、百人一首、好きなんですよ。

高校生の頃かな?

確か、冬休みの宿題で、暗記せよ、との宿題が出たような記憶があります。

あれで、初めて触れたんですよね。

 

いわゆる競技カルタも少しだけやりましたが、あまりのめり込めなかったなあ。

映画ちはやふる -上の句-の最初の方で奏ちゃんが言った様に、どちらかというと札を取り合うよりも、そのひとつひとつの歌に関して、個人個人の解釈を語り合いたいって、そんなスタンスだったかも。

 

そんなわけで、百人一首の本も3、4冊買いました。

今、見当たらない、もう一冊の本も結構お気に入りなのですが、現在、私が一番気に入っている百人一首の本がこの本です。

 

この本は著者である板野博行氏が百人一首の選者である藤原定家になりきってそれぞれの歌を解説してくれています。百人一首が歌われた時代順に並んでいるのはご存知の方も多いかと思いますが、(ですから、同じ歌会でよまれた「恋すてふ」と「忍ぶれど」は当然並んでますね)その時代背景や、よまれた当時の人間関係なども藤原定家殿が解説してくれているのがとってもおもしろいです。

 

この本、実は、介護生活が始まったばかりの母の病院のつきそいにいったときに(入院したときだったかも)、病院の売店で出会ったんですよ。病院のながーい待ち時間に読むのにはとっても楽しい本でした。また、読んだ内容と自分の百人一首の知識や解釈をまじえながら母と話すあの時間も楽しかったなあ。

 

いろいろな意味で、私にとって、とっても大切な一冊なのです。