吸血鬼ハンター”D”

確か、1番最初に私が読んだ菊池秀行氏の作品がこの「吸血鬼ハンター”D”」だったような記憶があります。もっとも、これ、初版本ではないようです。初版は昭和58年(1983年)になっています。私が購入したこの本は昭和61年(1986年)の第24版。画像の5巻「夢なりし”D”」が初版本になっているところを見ると、おそらく5冊一気に買ったんだと思います。もっとも、ご覧の通り、なぜか、4巻「D-死街譚」がダブってます。で、なにげなく調べたら、片方は初版になっていました。と、いうことは、4巻までの4冊を一気に買って、5巻以降は出るたびに買っていたということかも。

 

きっかけはどう考えてもD&Dだと思います。

1巻を買った時期と、D&Dを始めたばかりのころがしっかりマッチングしますので。

おそらくは、シナリオ用のネタ探しに、本屋をウォッチングしていて目に付いたのだと思います。そりゃあ、バンパイアハンターですからね。目に付きますよね。

 

最初に読んだときは衝撃だったなあ。

たぶん、「魔界都市〈新宿〉」(菊池氏のデビュー作ですね)はまだ読んでなかったと思うのですが、、、

スピーディーな展開にDの圧倒的な強さ。

さらには、そんなDをも脅かすバンパイアのリィ伯爵。

そうそう、ネーミングも笑えましたね。リィ伯爵もさることながら、ラミーカのアナグラムも。SFや推理と同じく怪奇ものにも興味があったので、すぐにピンときちゃいました。確か、小学生の頃ラジオの番組で「吸血鬼カーミラ」を聞いていたんですよ。どんな話かは全く忘れてしまいましたが(*^~^*)ゝ

 

出てくる用語もめっちゃ楽しかった。

ダンピール、今ではあちこちで使われるようになっていますが、この当時は斬新でしたね。

貴族、御神祖、かりそめの客、、、ワクワクしちゃいますね。

 

そしてなんといっても、この1巻で1番私が興味を持ったのは「時だましの香」

もちろん、私のDMしたD&Dのセッションでも使わせていただきました。