まだ家を建て直す前のこと。大学を卒業して、無事、地元で仕事にもめぐまれ、1年に数回の東京でのDBメンバーズでのD&Dのセッションを楽しんでいた頃、ダイヤル式の我が家の電話がリンリンリンと鳴りました。
受話器をとってビックリ。なんと、電話は
2023-10-05 幻想世界の住人たち
https://dd3199.hatenablog.com/entry/2023/10/05/171231
で紹介させていただいた、大学の下宿時代の友人、健部伸明氏からでした。
お久しぶりの挨拶もそこそこに
「RONさん、AD&Dのセカンドエディションいりますか?」
D&Dに関しては、当時としては非常に少ない情報でしたが、フルにアンテナを伸ばしていたので、海の向こうでこのセカンドエディションが出ることは知っていたのですが、なにせ1989年のことです。インターネットもまだ全然普及していない、AmazonもeBayもまだ普及していない、それどころか創業していませんね。こんな時期にまさか入手できるとは想像なんてできるわけありませんでした。
びっくりしながらも、この話にとびついちゃいました。
健部さんは、笑いながら
「絶対欲しがると思いました。さっそく、送りますね。」
と、クロネコを使って発送してくれたんです。
そのあと、長電話で昔話に花を咲かせつつ、お互いの近況報告などをかわしました。
今ほどの速さではありませんでしたが、まもなく、商品が到着します。
しかし、ポストには不在届け。
少しでも早く手に入れたかった私は早速電話。
これも、いまほどスムーズにはいかず、どうあがいても到着は明日になってしまうはず。
今度はそこへ父からの助け舟。
「いまから、取りにいっちゃうか?」
嬉しかったなー。
さっそく、家から車で20分ほどの集配センターへ行きます。
そして、不在届けの番号を使い、ついに、この2冊をこの手にすることができたんです。
ホント、今、思い出しても、健部さん、そして父に大感謝です。
本当にありがとうございました。
その日は、結構遅くまでDMGを読んでいたなあ。
今でも懐かしく思い出せます。
そうそう、この2冊、実は健部さんがプレゼントしてくださいました。