幻魔大戦(1983年)

1983年の3月は、この「幻魔大戦」そして、同日封切の「クラッシャージョウ」、さらには、「宇宙戦艦ヤマト完結編」と、私も観にいきたい作品がいっきに3本も上映された月でした。もちろん、3つとも観にいきましたよ。

 

クラッシャージョウ」はサークルの仲間たちと一緒にワイワイと。

ただ、私たちとしてはイマイチ感がぬぐえませんでした。作画、音楽、展開などどれもとってもよかったのですが、なぜに、こんなエピソードにしたの?もっとジョウのチームがかっこいいエピソードいっぱいあるじゃん。せっかくの映画なんだから、そういうエピソードの方が観たかったなあっていうのが正直な気持ちでした。

 

続いて、「宇宙戦艦ヤマト完結編」

これはひとりで観にいったのですが、ずっとヤマトの大ファンできた私としては、なんか観終わって疲れたっていうのが本音。期待しすぎちゃったのかな?で、映画館を出て、そのまま、チケットを購入して入館したのがこの「幻魔大戦」でした。

 

幻魔大戦は原作の小説を読んで、さらには、平井和正氏と石森章太郎氏の共作による漫画の終わり方のインパクトを引きずっていただけに、期待はかなり薄かったんです。でも、観てみたら、どうしてどうして、結構おもしろかったなあって感想です。ほとんどが、原作小説3巻くらいまでのエピソードでしたね。とくにニューヨーク攻防戦は見応えあったなあ。カフーが出てきたあたりから、あれ?もしかして漫画版みたくして終るの?だとしたら、めっちゃハルマゲドン映画だなあって思い始めて。

そして、あのエンディング。へえ、そうやって終らせるんだって、ちょっと感心しちゃいました。まあ、当時としては、あの宗教じみた小説版やら、紛らわしいことこのうえない、「真幻魔大戦」なんてのもあって、え?ホントにこうやって終らせていいの?なんて心配もしちゃったりしましたが(*^~^*)ゝ

 

まあ、でも、ホント、映画自体としてはかなり楽しめた、比較的好きな作品です。

確か、興行的にも他の2作品を上回ったんでしたよね。

今考えると、あの幻魔大戦もありなのかなって。

 

それにしても、あの頃、サークル仲間には大友克洋氏のファンが数人いたりしてキャラクターデザインの話で盛り上がったり、冒頭の女占星術師のシーンがインパクト大でみんなでワイワイ語り合ったり、楽しかったなあ。

 

ちなみに主題歌の「光の天使 / Children Of The Light」

結構好きな歌でカラオケで何度となく挑戦しているのですが、一回もまともに歌えたことがありません。(>ω<。。)