N2 the forest oracle

単発のシナリオでハック&スラッシュを楽しむこと約2週間(ほんと、この頃は、ほとんど毎日2~4時間をD&Dで遊んでいたんですよね。それまで、麻雀仲間だった友達が次々とキャラクターを作成しては、D&Dにはまっていってくれました)、メイヤという女性クレリックを演じるKOBA先輩がボソッと「コンテストみたいシナリオもいいけど、外での冒険もしてみたいね。」と言ってくれたんですよね。

 

次の瞬間、メイヤは荒涼たる平原を抜ける街道にたたずんでいました。装備などなにも持たず、まるでお隣さんまで回覧板を届けるがごとく(この世界に回覧板はないか)ぶらっと旅に出てしまったメイヤ。実はこういったシチュエーションで始まるシナリオって結構あるんですよね。私自身、奥野かるた店で買ってきた原書のモジュールをチラチラ読んでいたので、そのときはノリだけで、昨晩読んだこのN2モジュールの冒頭部分にメイヤを引きずり込んじゃいました。

 

実は!この頃、私はまだ、クラシックD&DとアドバンストD&Dの違いを全く理解していないどころか、知らなかったんです!

 

後を追ってきたヴァンちゃん(ヴァンちゃんが演じています。キャラ名とプレイヤー名が同じです)とTETU君のキャラ、ロードウォリアー(すぐ死んじゃったんですよね、ごめんなさい)や、仲間を失い泣いてくるヴァンちゃんに合流するYASさんのディシールを加えて、ついにクワイエットレイクを救うための大冒険が始まります。

それにしても、本当にこのころからなんですね。頼まれたら嫌とはいえない、報酬をあてにしない冒険に平気でその身を投じてゆく冒険者たちをみなさんが演じていたのは。元より私は水戸黄門大好きマスターでしたから、こんなシナリオばっかり作ってましたが、それに対してみなさんが答えてくれたのがここまで私達のD&Dプレイが続いて来た理由でしょう。

ドルイド達の危機を救い、廃墟となった城を探索していくメイヤ達は、この後何度も登場する謎の人物?リナルドと出会います。たった一人であの山に住むオーク達を倒しに行くんじゃと豪語する謎の老人。でもこのシーンでのKOBA先輩のプレイもものすごく思い出に残ってます。NPCであるリナルドに、まるで自分のおじいちゃんであるかのように、親しみを込めて会話するそのプレイが。そして、第9セッションからは エリック・ゲイル が、登場するのですね。この時点で、誰があの翼の戦士、獅子の戦士の誕生を予想し得たでしょうか。もちろん私もまったく予期しないところでした。YASさんは、どうでしたか?

 

なにはともあれ、このモジュール”フォレスト・オラクル”は今でも私にとって、とっても印象に深い作品となっています。そして、このシナリオの終了時に正式にドラゴンバスターズが発足し、その本部がスペキュラルムの町のとある宿屋の2Fに設置されるのです。折しも映画館ではゴーストバスターズが上映中でした。