君たちは夢をどうかなえるか

2023年9月現在、私にとって大切な本を10種類(シリーズものもあるので、10冊ではなく10種類としました)選ぶとしたら、この本は確実に選ばせていただきます。

著者は漫画家としても私の大好きな故「松本零士」氏。

 

松本零士氏の名前を意識するようになったのはどの作品からかなあ。宇宙戦艦ヤマト光速エスパーはまだ意識していなかったと思う。999やハーロックは確実に意識。ダンガードAやスタージンガーもちゃっと意識してみてたなあ。なんとなくだけど、床屋においてあった少年マガジンで読んだ男おいどんかも。成層圏になくセミって読みきりありましたよね。戦場まんが、あとスタンレーの魔女などなど。たぶん、そのあたりのような気がします。戦場マンガシリーズ?ザ・コックピットシリーズ?うーん、記憶が定かではないなあ。逆に言うと、それだけ、子供の頃から印象深かった漫画家だったということです。

 

松本零士氏の描くキャラクターたちのセリフはホント、共感を受けるというか、感銘を受けるというか、好きな言葉が多いです。比較的最近観た宇宙戦艦ヤマト2199や2202などには、例の件もあってか、松本零士氏の名前は出てきませんが、登場するキャラクターのセリフを聞いていると、「え?それって松本零士キャラの言葉じゃないの?」って私的には思ってしまうことが多々ありました。

 

それにしても、男だったら、男なら、といった、男を出すセリフが案外多いですよね。

現代の風潮も理解したうえで、純粋に私の好みのセリフということで書かせてください。

好きなセリフを書き並べたら、かなりの量になりそうなので、ひとつだけ!

 

999で出てきたセリフ

「男の子が友達のために涙を流すのは恥ずかしい事じゃないわ。あなたのために泣いてくれる友達が、あなたにはいるの?」

このセリフ、好きだなあ。

ハーロックでも似たようなセリフかナレーション見たような気がしますが、、

 

例によって、作品のネタバレはなるべく避けたいのですが、この、「君たちは夢をどうかなえるか」にはそういった数々の松本氏の作品にこめられた松本氏の思いが書かれていました。あらためて、松本氏の作品を読みたい、見たいという気持ちに駆られます。

 

2023年2月13日、松本零士氏は永遠の眠りにつかれました。ご冥福をお祈りします。今まで本当にありがとうございました。