「エリックって最初は存在感なかったんだよ」、って言われて、「そうだっけね。」って答えてくれるプレイヤーのみなさんは、本当に長いおつきあいですね。最初のころは、ラッキー、ゼップというスーパーファイター２人の影で、しかもディシールの存在も大きく、誰も気に留めてくれないファイター、それがエリック・ゲイルでした。そんな彼を大きく変えたのはテルノ・パスのあの事件でした。
あのときも、エリックは大怪我をして、ビーバーたちのダムに一人残されていたのです。ドラゴンバスターズのメインキャラクターはすべて、凶悪なグリフォン退治のために険しい峡谷を登っていったそのあと。なんと、グリフォンがビーバー達のダムを襲ったのです。たった一人、ビーバー達を救うため、４体ものグリフォンに立ち向かうエリック。そう、これが、彼の今後の命運を大きく左右することになるビーバーのバービーとエリックの出会いでした。そしてついに発動する コンラッドのマジックリング。 その威力は、今後、何度も彼の窮地を救うこととなる”光の剣”となってグリフォンたちに襲いかかるのでした。精神力を使い果たし、深い眠りにおちるエリックをビーバー達が、とりわけバービーが、暖かく囲うシーンは今でも僕の大好きなシーンの一つです。
このエピソードはドラゴンバスターズが「ホラー・オン・ザ・ヒル」事件を解決して帰り道に遭遇した事件、「When a Star Falls」に収録されています。謎の男、パイヤルツとの対決、シャルファイとカグの星の予言者など、断片的な情報からの謎解きシナリオでした。 そして、ラッキーはホワイトドラゴン、グリスデルファーと対決。満身創痍で勝利するものの、間を置かずして出現する番のドラゴン、ゴーマンデル。この戦いでラッキーはジャックとの名コンビを見せ、空中戦をも演じたのですね。
さて、次なるエピソードでディシールに関するある重要なエピソードが発生します。ＲＯＮマスターＤ＆Ｄでも数多い一癖も二癖もあるアイテム群。その先端を行くこれ。いったい何でしょう？（これは2040年の私への問いかけ、みなさんは気にしないでねー。）
