第3版のプレイ開始当初

このオレンジ色のボックスは、第3版が発売されたかなり初期に購入したものです。なかなかに、役にたってくれたサプリだったと記憶しています。

 

さてさて、前回の「サード・エディション」で触れたように、これまで、私たちのD&Dのプレイは、イメージ戦闘・・・つまりは状況を頭の中で描きつつ、戦うといったものでした。それゆえ、距離感や、時間経過など、ものすごくいい加減なところがありました。実は、これ、私としても、また、プレイヤーのみなさんに聞いても、とっても評判はよかったのです。

 

このイメージコンバットって、ある意味、アニメや、漫画、小説などでよく見かける、「え?そんなに一瞬であの間合いをつめたの?」とか、「1球投げるのにどれだけ時間かけてるんだよ」とかいったご都合的な状況展開そのものなんですよね。メリットとして、とってもスリリングな、また、ワクワクできる展開を楽しめたんです。デメリットとしては、DMとプレイヤーのイメージの仕方が食い違って、まったくかみ合わない戦闘になっちゃうことも頻繁にありました。

 

それらを払拭するのがこの3rdエディションにおける、マップとカウンターを利用したバトルマップでした。もちろん、熟練の方や、古参のプレイヤー、シミュレーション派の人たちからすれば、もうとっくの昔からミニチュアやマップを使っているぜ、だったかもしれませんが、私たちDBメンバーズにとっては、本当に画期的なシステム変更でした。

 

ちなみに、私がロサンゼルスで初めてこのD&Dを遊ばせてもらったとき、また、日本で、イギリス人、スコットランド人、オーストリア人、フランス人、アメリカ人、そして私という超国際的メンバーで遊んだ2年間のD&Dのときも、戦闘にマップやカウンター、ミニチュアは未使用、すべて頭の中で思い描くっていう形だったんです。

 

日本語版が出た時点で、英語版のルールブックなどは、どうやら倉庫の奥深くしまってしまったようで(捨ててはいないはず)、当時のアイテムがほとんど見つけられなかったのがとっても残念。このオレンジの箱の中も、実はからっぽなんです。でも、こうして、みんなとワイワイやるコンバットもとっても楽しかったです。最初の戦闘シーン、5ターンくらいの戦闘を1時間以上かけてプレイしていたなあ。