ホームズ博物館のネクタイ

このカテゴリー『マイトレ(アイテム)』は2040年の自分宛に書きます。

 

1992年の12月、クリスマスの真っ只中、父母弟と私の4人でロンドン・パリの家族旅行に行って来ました。発端は、結婚を目の前にひかえた弟が、家族旅行をしたいと言った事です。なんとか、みんなで都合をあわせていたら、どうしても、このクリスマスウィークしかとれなくて、この時期の決行となりました。そして、これが、家族全員での最後の旅行となりました。

 

 

旅行自体に関しては、また、ゆっくりとブログしていきたいと思います。

 

 

ただ、クリスマス真っ只中のロンドンは、観光名所はほぼ全部、閉まっていて、例の2階建てバスすら走っていない状況。そんな中、ロンドンを斜め横断する散歩を実行した私が、偶然?いや、その存在を知っていたから必然かも?見つけて入ったのが、ベイカー街221B番地(実は、本当は237番と241番の間にあります)にあるホームズ博物館: The Sherlock Holmes Museumでした。

 

もともと、アーサー・コナン・ドイル氏のシャーロック・ホームズは小学校の図書館でハードカバーを全部読み漁り、大ファンだったので、ここを見つけたときは興奮でした。しっかりハドスン夫人が出迎えてくれるし。

 

すっかり、日も暮れて、心配してくれていた家族のいるホテルへたどり着いた私が、このホームズ博物館の話をすると、もともと、私と同じでホームズファンだった母はもちろんのこと、推理小説自体に全く興味のない父や弟まで、明日、行ってみようよということになりました。翌日、家族そろって再び、訪れたホームズ博物館。ハドスン夫人はしっかり私のことを覚えていてくださり、暖かく迎えてくださいました。

 

 

ホームズ博物館自体はネットでもしっかり紹介されているので省きます。1階の居間でくつろいだり、シャーロック・ホームズの実験室で、小説本のイラストをまねて、写真をとったり楽しい時間をすごしました。

 

 

そして、おみやげに買ったのが、このホームズのネクタイ。

 

実は、私、ネクタイも大好きで、それを、ところかまわず、吹聴しまくっているせいか、結構ネクタイをプレゼントしてもらえることがあったりもします。この場を借りて、私にネクタイをプレゼントしてくださった皆様、本当にありがとうございます。ここまでで、廃棄しちゃったネクタイは皆無です。完全に身に着けることができなくなってしまったネクタイも大切に保管してあります。

 

話を戻します。で、目についたのが、おみやげ売り場にあったこのネクタイ。買おうとしたら、父が、私に買ってやるよと言ってくれたのです。嬉しかったなあー。結局、二人しておみやげにしようってことになり、ご覧の通り、2本あるのです。

 

 

この旅行の数年後に父は他界し、今では大事な形見になってしまったのですが、今でも愛用している私の宝物です。記念すべき、マイトレ(アイテム)の1品目としてあげておきますね、2040年の私。